長崎俵物の由来

長崎の俵物の歴史は古く、元禄時代(十七世紀末)に始まります。その時代、長崎は外国貿易港として栄え、「俵物(たわらもの)」と呼ばれる海産物の加工品が盛んに輸出されていました。この奥ゆかしい長崎の歴史にちなんで生まれたのが、平成の「俵物(たわらもの)」。これまでのこだわりを生かしつつ、「長崎ブランドとして、長崎らしさを生かした製品づくりへのこだわりと厳格な品質管理のもとでつくられた、高い信頼性を有する、他には真似のできない水産加工品。」としてまごころをこめてご提供していきます。

 


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長崎俵物認定基準

長崎県では、よりよい差別化された商品を「長崎俵物」として選定していくため、「俵物制定委員会」を設置し、「設定基準」づくりを行っております。これは、水産加工品の品質や表示及び製造管理に関する事項について、安全で安心な商品づくりを目指して長崎県独自の基準を定めたものであり、日本農林規格(JAS規格)や生協の自主基準等を参考にしながら、消費者サイドに立った、より厳格な基準としています。

【ねり製品】
ねり製品の原料は、全国的にもその大部分(90%以上)がスケソウダラのすり身を使用しているのに対し、長崎俵物では「地元長崎で水揚げされる魚を原料魚として使用しており、魚肉に占めるその割合が70%以上であるもの」としています。
○基準のポイント

【節製品】
節類とは魚介類をそのまま、または分割したもの(これを「節」という。)を、煮熟、培乾して乾燥したものいい、なまり節(節を煮熟したのち、表面の水分を乾燥したもの)、荒節(なまり節をさらに乾燥したもの)、裸節(荒節の表面を削って整形したもの)、本節(裸節にカビつけしたもの)、削り節(各種の節類を、薄片、粉末状にしたもの)、味付け節(各種節類を調味液に漬け込んだもの)などをいう。
○基準のポイント

【長崎俵物認定基準で使用を禁止する食品添加物】